移動体物体認識システム『eye-Phone』
eye-Phone
eye-Phoneは人工衛星ナビゲーション、物体認識、インターネット情報検索技術を駆使した携帯端末向けのシステムであり、2007年のヨーロッパ衛星ナビゲーションコンテストにおいて賞を受賞しました。このシステムはユーザーが旅先などで見た景色や建物を携帯端末で撮影すると、それに関連している前処理された情報を端末の画面に表示することができるます。ユーザーは必要に応じて、より詳細な情報を取得することもできます。
特徴
eye-Phoneの実現には同社が開発したApollo画像認識システムというソフトウェア技術が重要な役割を果たしています。Apollo画像認識システムは任意の物体を従来の類似ソフトウェアよりも高度な信頼性で迅速に認識することができ、撮影された角度、照明条件、画像の質を問わずデジタル画像の中の物体を識別することができます。標準のパソコンで実行できるためハードウェアを追加する必要はなく、使いこなすための特別な訓練も必要ありません。例えば交通標識を識別するためには、まず始めにこれらの標識を含む交通標識の画像をシステムに取り込みます。各標識につき3枚程度の画像で十分です。取り込んだ後にシステムは自動的に画像の特徴を「学習」します。従来は定義を決めるなど手作業で行われていた作業です。これでシステムを使う準備が整い、一つあるいは複数の交通標識が写った新しい画像を提示するとシステムが画像に写っている全ての標識を識別します。識別中の画像処理は事前構築された生物学的アプローチに基づくシステムによって実行されています。
実際の動作
1.特定したい物体(例:高層ビル)を選択し検索する
2.一致の可能性が高い画像のリストが生成される
3.選択した物体と検索結果を照合する
応用例
衛星・航空画像の分析や視覚的品質管理、大容量の画像アーカイブからの画像(または物体)検索、またリアルタイムに近い環境で画像(または物体)の検索・監視(インターネット利用)などへの適用も期待されています。
- 株式会社 ジェイアール総研情報システム SI企画部
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