今後の大型機に対する需要予測
(C)Airbus
エアバス社では、
- 今後20年間で旅客数は年率およそ5%で増加していき、20年後の旅客総数は現在の3倍になる
- 超大型機の運航も世界200空港で1日およそ3,400便に達し、そのうちおよそ70%の便が25空港に集中する
- 現在でも、全747便の80%が37空港に集中しており、香港?ロンドン線、シドニー?ロサンゼルス線などの主要な長距離路線の需要は今後も増加していく
- 同時に拠点ハブ空港の旅客や環境に対する制限も同時に増えていく
などの予測から、現在計画されているインフラ整備が完了しても空港はなお増便に苦慮すると見られ、そのため航空会社は現在よりも大型の機材に注目せざるを得なくなり、空港、特に主要ハブ空港が成長していくうえで足かせとなる物理的制限が、A380の需要を増大させることになると考えています。
高需要路線向けの経済的ソリューション
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A380は現在だけでなく将来の市場のニーズに対して、世界の主要な長距離路線を運航する航空会社の要求を満たす機体であり、乗客555名を一度に運べる能力は、余裕のあるキャパシティーを航空会社に提供し、便数を増加させることなく今後さらに拡大している航空需要に対応しています。
また、座席数を減らさずに乗客によりゆとりのあるパーソナルスペースを提供することができ、キャパシティーと需要をできる限りマッチさせる必要のある航空会社に高い柔軟性をもたらします。これは競争が激しいビジネスクラス市場では重要なことであり、どのような仕様でも、A380は一座席あたりの運航コスト削減を約束し航空会社の収益維持に貢献する機体となっています。
同時に経済性、環境対策、居住性においても新しい業界標準を確立する機体であり、従来よりも低い燃料消費率を持ち、一座席あたりの運航コストは現在の大型機よりも20%低く、貨物型A380Fの運航コストも従来機より20%から25%(飛行距離による)低く、従来予想される需要の増加に十分対処しうる機体となっています。
新たな市場からの期待
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A380は、シンガポール?ロンドン線、ドバイ?ロンドン線、シドニー?ロサンゼルス線、東京?パリ線などのハブ空港同士を結ぶ主要長距離路線で今後見込まれる需要拡大に対応するため、世界の大手航空会社と協議しながら設計されています。こういったハブ空港同士を結ぶ路線は多くの場合、乗客の出発空港であり到着空港でもある場合が多い(例えばロンドン?香港線の場合は、73%がこの区間のみの搭乗で乗り継ぎはしない。)しかもこういった路線でこそ旅客需要が急速に拡大しています。
一方、今後20年間に大型機の需要が高まる市場が新たに現れてくると見込まれてもいます。特に、経済成長が今後も続き、国際線の利用者も増加していくと予想されているインドや中国での大型機需要が期待されています。
快適な客室の創造
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A380は、全く新しい空の旅を乗客に提供するために、その客室を前例のない大きさになっています。開発にあたっては巨大なモックアップの客室を3大陸の8つの主要都市に設置。どのような客室が受け入れられるかをチェックし、また客室をより洗練させるために、男女問わず、様々な国や文化の旅慣れた1,200名を対象に聞き取り調査を行いました。
その結果、客室はこれ以上重量を増やさなくても、また運航コストを上げなくても、十分に他に比類を見ない快適性を提供できることが分かり、さらにこの調査結果からエアバスの設計者は客室内の様々な要素に対する乗客の反応を知ることができ、地域性によって求められる要素がどれだけ違うかを改めて認識することができました。
メイン・デッキは世界で最も広く、その床面積は747-400よりも49%広く、また座席数は35%多くなっています。航空会社は、より幅の広い座席を配列することができ、それぞれの座席に独立した肘掛を設けることも可能となっています。
また、床下フロアも有効利用することが可能で、航空会社はそこに化粧室、寝台、乗務員休憩エリア、ビジネス・センターなどを設置することができます。乗客が楽しめる設備や座席のために十分なスペースを持つA380は、より快適で、より魅力的な空の旅を乗客すべてに提供する機体となっています。
より多くの貨物をさらに遠くへ
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A380ファミリーの貨物機「A380-800F」は、世界で初めて3階建ての貨物フロアを実現した民間貨物機で、前例のない貨物積載能力を誇ります。パレットによる積載量はボーイング社の747-400Fを50%上回り、最大有償貨物積載量は34トンも増大します。3層構造の貨物室には、あらゆる標準コンテナとパレットを収容できます。
また、多くの貨物を積載できるばかりではなく、約2,600km遠くまで運ぶことができます。つまりA380-800Fはこれまで以上の長距離をノンストップで飛行し、生産性を更に向上させる機体です。