アメリカ
運転中の携帯電話禁止、施行前後に変化なし
2010.04.25
運転中の手持ち式携帯電話使用を禁止する法律は事故を減らしていないということをデータが示している。
研究ではアメリカ国内の4つの管轄区域(ニューヨーク、コロンビア特別区、コネチカット、カリフォルニア)において手持ち式携帯電話の使用を禁止する前と禁止した後で衝突損傷による保険金の請求に変化があったかどうかを調査した。車齢3年以下の自動車を対象に、自動車保険への加入年数100年分あたりの衝突による月間保険請求件数を調べ、法律が施行された直前と直後の月を対象とした。
使用を禁止する法令が施行された前と後で請求件数の変化は見られず、携帯電話の使用を禁止していない近郊区域のデータと比較したところ請求率は一様であった。この法律が携帯電話の使用を減少させていたとしても事故が減っていないということを示している。ニューヨークにおいては比較の地域よりも事故による保険請求数の減少が見られたが、この傾向は携帯電話が禁止されるよりはるか以前に始まっており、実際のところ携帯電話の使用が禁止されてからはこの傾向が一時中断したという。
今回の研究結果では運転中の携帯電話の使用が危険であるということを裏付ける結果にはならなかったことから、このような結果となった理由を明らかにするためにデータの収集を行っている。現在のところ全ての運転者に対してハンズフリー式の携帯電話の使用を禁止している州はなく、手持ち式の携帯電話が禁止された運転者がハンズフリー式に切り替えた可能性があると考えられている。(Highway Loss Data Instituteリリース記事より)[No.20100202_01]
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