アメリカ
水面張力で接着する装置を開発
2010.04.18
手のひらサイズの接着装置が開発された。
この装置はオン・オフの切替が可能であり、水面張力が接着ボンドの役割を果たしている。フロリダ原産の甲虫は体重の100倍のエネルギーで葉に付着することができるだけでなく、瞬時に離れることも可能であり、今回の開発はこの甲虫からインスピレーションを受けたという。
一番上に穴が施された平らなプレートがあり、穴の大きさはそれぞれ約数ミクロンだ。中間には多孔質層があり、底のプレートは液体貯留層だ。電場に9V電池が加えられると水が流れ、これによって最上層から水滴が搾り出される。この露出した水滴の表面張力によって何かに接着することが可能となる。
試作品のひとつには300ミクロンの穴が1000個ほどあり、物を30g程度保持することがでた。これはクリップ70個以上に相当する。より多くの穴をプレートに詰め込むためにそれぞれの穴を縮小したところ、接着性が強まったという。推定では1平方in.(約6.45 平方cm)に何百万個の穴があれば15 lbs(約6.8 kg)以上の物を保持することが可能だ。
この技術は過去に行われた電気浸透ポンプに関する研究に基づいている。今後はポンピングの仕組みを完全にして強力な接着性を実現したところでより規模の大きい試作品を作ることを視野に入れている。将来的にはスパイダーマンのように壁を自在に動き回ることも実現するかもしれない。 (Cornell Univリリース記事より)[No.20100202_02]
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